中国山東地方の伝統料理「魯采」。
良質な油・調味料のみを使い、薬膳的要素をごく自然の料理の中に取り入れた中華。
脂っこくもなく、口に残る辛さや濃さもなくさっぱりしていて、
それでいてしっかりと旨みや風味を持っていて…
私たちが持っている中華料理のイメージを覆すような料理です。
以前、夜のイベントで「魯采」の美味しさを披露していただいた
料理家の伊藤朗子さんに、
今度はランチ会にお越しいただきました!
「鶏手羽とれんこんの黒酢煮」はボリュームがあり、しっかりとお腹を満たしてくれ、
「きのこのスープ」はシンプルな味付けで、
たくさんのきのこのうまみがギュッと詰まっていて、
“いくらでも飲めそう!”
というコメントもありました(笑)。
「魯采」を食べることができる場所は日本ではあまりなく、
発祥の地・中国でも、進化・発展する過程で、本来の「魯采」を
食べられるところが少なくなっているんだそう。
今回のランチ会で、このやさしい味を継承しようとする
伊藤さんの料理に対する「哲学」を伺うことができました。
あとを引くというか、いくらでも食べられそうというか、
また明日も食べたくなる中華、みんなをそう感じさせてくれる料理でした!
気になるメニューはこちら↓
・鶏手羽とれんこんの黒酢煮
・蒸し豆腐のほたてあんかけ
・大根と糸寒天のサラダ
・白菜の干し海老炒め
・キャベツの甘酢漬け
・きのこのスープ
・杏仁豆腐 白キクラゲのいちじくシロップ添え
<伊藤朗子さんプロフィール>
伊藤朗子(いとう あきこ)
料理家/中国山東省認定二級厨師/野菜ソムリエ/i's kitchen主催
山口県下関市生まれ。料理本の編集に携わる傍ら、四谷「済南賓館」で中国伝統料理を、「野口日出子料理教室」で魚を中心とした日本料理を学ぶ。料理研究家のアシスタントを経て2010年独立。現在は料理雑誌へのレシピ提案、料理教室、イベントの開催、ケータリングなどの活動をしている。
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