8月はベテラン料理研究家の藤野嘉子さん☆
共働きで外食中心の若者が多いという昨今、いつでも戻れるように「家庭の味」を覚えておいてほしいという想いで、「昭和のおかず」をテーマに、次世代に伝えたい家庭料理をご用意いただきました。
準備にはベテランスタイリストの丸山勝代さんと、藤野先生の娘さんでお菓子研究科の藤野貴子さんも参加。親子で仲良く、楽しそうにお料理はスタート。
ご準備いただいたのは、茄子となまり節の煮物、卵をふんだんに使ったフワフワの甘い玉子焼き、麹を通常の2倍使っているという、お味噌の旨味とさつま芋の甘みがたっぷりのお味噌汁、小アジの南蛮漬けなど、全部で9品。
油分はほとんどなく、素材のおいしさを実感しながら、ほっこりとさせてくれる懐かしい味でしっかりとお腹いっぱいに。
なまり節とは、鰹節よりも鰹の水分を残し、削って使っても切って煮物に加えてもいい食材でお出汁にもおかずにもなる優れもの。食材ひとつひとつ丁寧にご説明いただき、作り方なども皆さんの質問に熱心にお答えくださいました。
先生から最後に、フレーズランチ会について「多くの方々に自分の料理を味わっていただけるとても貴重な場。こうして自分の料理を披露したいと思っている若い料理家さんはたくさんいるので、これからもぜひ続けてください!」と温かいメッセージもいただきました。
藤野先生の笑顔と心に残るお料理で、元気をもらったランチ会となりました!
次回9月20日は、母から娘へバトンタッチで、貴子さんが振る舞うことに!
こちらも楽しみです~☆
気になるメニューはこちら↓
〇茄子となまり節の煮物
〇小アジの南蛮漬け
〇玉子焼き
〇たくあん、キュウリ、茗荷の東海寺あえ
〇さつま芋の味噌汁
〇削りなまり節と昆布の煮物
〇ねぎ味噌
〇ごはん
〇デザート 寒天
Photo by Takeshi Fukuhara
<藤野嘉子さんプロフィール>
<藤野嘉子さんプロフィール>
料理研究家。学習院女子高等科卒業後、香川栄養専門学校製菓科入学。在学中から「キューピー3分クッキング」アシスタント、料理研究家助手を務める。和、洋、中簡単で栄養のバランスがいい、白いご飯に合うおかずが大好き。NHK「きょうの料理」や、雑誌、書籍を中心に活躍している。著書『楽シニアの作りおき がんばらなくていい!』(講談社)など多数。夫がシェフを務めるフレンチレストラン「カストール&ラボラトリー」のマダム。同店で定期的に料理教室を開催している。